AndroidWear開発していてよく忘れるのでメモ.
USB接続ができないMoto360 とかでアプリ開発したい人向けです.
手順を始める前に,スマホをPCに接続し,スマホはWear端末とペアリングしておきます.
adbコマンドも使える状態にしてから行ってください.
手順
1.デバッグ許可(スマホ側)
2.デバッグ許可(Wear側)
3.adb接続(PC側)
1.デバッグ許可(スマホ側)
AndroidWearのアプリを起動して,歯車マークの設定を開きます.
Wear毎の設定画面ではないので注意です.
設定画面の一番下に「Bluetooth経由のデバッグ」の項目があります.
トグルスイッチをオンにします.
今はスマートフォンとWearが接続されているので,「ターゲット:接続済み」になっています.
WearとPCはまだ接続されていないので,「ホスト:未接続」です.
スマホ側の操作は以上です.
2.デバッグ許可(Wear側)
今度はAndroidWearアプリ一覧の「設定」から項目「端末情報」を開きます.
「端末情報」の項目の中「ビルド番号」を連打します(5回).
開発者向けオプションが有効になります.(画像はすでに有効だったとき)
Wearの設定画面の一番下に「開発者向けオプション」が新しく追加されているので,タップします.
「ADBデバッグ」と「Bluetooth経由でデバッグ」を有効にします.
wear側の操作は以上です.
3.adb接続(PC側)
最後に接続するPCでadbコマンドで接続します.
以下のように入力して,エンターを押下.
$ adb forward tcp:4444 localabstract:/adb-hub $ adb connect 127.0.0.1:4444
「connected to 127.0.0.1:4444」と返ってきたら,AndroidWearに認証画面が出ます.
「このパソコンからのUSBデバッグを常に許可する」を選択します.
これでPCからスマホのBluetooth経由でAndroidWearが操作できるようになりました.
接続中のデバイスを確認したいときは,「adb devices」でみれます.
$ adb devices List of devices attached 127.0.0.1:4444 device //AndroidWear(Bluetooth接続) 606358fd device //Android(USB接続)
AndroidStudioでもターゲットにAndroidWear端末が表示されて,実機デバッグができるようになりました.
※USB接続と比べるとBluetooth接続は結構遅く感じます.
以上です.
エラーが出る場合は,
$ adb kill-server $ adb start-server
で再起動させてみるとよいです.