前回はgnuplotで加速度センサーの値を時系列でグラフにしました。
この記事ではgnuplotの生成するグラフにラベル、タイトル、凡例とフォントの設定方法を試します。
■設定前
■設定後
ラベルの設定
set ylabel 'acceleration(m/s^2)' set xlabel 'time(ms)'
set ylabelとset xlabelでxy軸それぞれのラベルを設定できます。
また、ラベルで上付き文字を使いたい場面は多いかと思います。
上付き文字を利用するには^を使います。
例でもacceleration(m/s^2)で2乗を表す上付き文字を使用しています。
凡例の設定
plot string using 5:2 with linespoints title "X axis" , string using 5:3 with linespoints title "Y axis" , string using 5:4 with linespoints title "Z axis" ;
凡例の文字を設定するには,title “X axis”のようにプロットする系列ごとにtitleを設定します。
グラフタイトルの設定
#タイトル文字の設定 set title "Acceleration force along the XYZ axis" #タイトルのフォント設定 set title font"Arial,20"
グラフ全体のタイトルの設定はset title “<タイトル>”です。
フォントサイズの設定
ラベルや凡例のフォントサイズを調整します。
set xlabel font "Arial,30" set ylabel font "Arial,30" #ticsはメモリ文字 set tics font "Arial,20" #keyは凡例 set key font"Arial,20"
ticsはメモリ、keyは凡例のフォントです。
ラベルのフォントサイズを大きくすると,生成されたグラフのラベルの文字が画面外にはみ出してしまうことがあります。
余白の調整をして,対応します。
(ラベルの位置も変更できますが、今回は値を0に設定しているので,デフォルトと同じです。)
# ラベルの位置 set xlabel offset 0,0 set ylabel offset 0,0 #Y軸の余白 set lmargin 10 #X軸の余白 set bmargin 4
“フォントサイズの設定”の部分ですが、凡例と目盛りが逆ではないでしょうか。
ticsが目盛りのフォント調整で、keyが凡例の調整です。
ご指摘ありがとうございます。
誤りを修正いたしました。
また何かお気付きの点がございましたら、コメントお待ちしております。